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中学入学してから
祖母からの虐待が
次第に始まった。
僕は毎日
悪霊気違い等だと
呪文のように
何かを唱えられ
祖母の杖が折れそうな程
何十回も殴られ続けた
いつか祖母によって
死ねるんだと思っていたが
今も生きてしまっている
祖母の誤算なのか
望み尊をした気分だ
高校では
暗く目立たない奴
というのを演じてやった。
本当の僕は
血迷った獣の心を持った
奇人にすぎない
そう自分を
客観的に分析できる。
だが学年トップの成績
という事実が自分を
目立たせてしまい
そこだけは目立っていた。
成績を落とす等という
父親への恐怖には
面倒で逆らえなかった。
高校時代はなるべく
大人しく生きたが
自傷行為で生きてた僕は
激しさを増して
切り裂き続けた。
自分を自分で汚す事に
躊躇いは一切存在しない
寧ろその好意こそが
美しく光輝で素晴らしいと
身震いするような喜びに
ますます浸っていった。
この頃から
解剖資料に興味を示し
没頭しまくっていた。
友人を作るなら
解剖資料を見ている方が
自分にはあっていて
楽しいと思え
のめり込んでいった。
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