想造詩2

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想造詩2

孤独だと知らない心は 着うたに洗脳された 鳴っている間だけは 救われると信じていたから… 自分の心にハマった罠は どんどん深い穴を作り 現実との境目を 理解できなくなっていた 感情が詰まった頭が 理解されていく空間と 癒されていると少しでも 思い込んでしまった心は 此処がなくては不安が 解消されない気がしていた 周りには感情を 虚仮にされているようで おかしくなって 我が儘になっている事にも 段々気付かなくなっていた 現実に巻き戻された 瞬間の自分は寂しさが残った こんなに薄っぺらい 感情しかないんだと気付き 寂しさがどんどん 涙にかわった しかし何も見出だせない 自分は同じ繰り返しだった 自分は孤独だと 知るのが怖いのだから…
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