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「…もう行くわ」
「おっ、行くのかい?これからあんたの好きなエスプレッソを淹れようと思ってたのに」
「また今度頂くわ。修理ありがとう、マスター」
「またおかしくなったらいつでも持っておいで」
ドアを開けると、昔ながらの鈴の音がした。
あなたと二人でよく来た喫茶店。
もう、暫く来れないわね。
…約束、守れなくてごめんなさい。
今から私、あなたに逢いに行く。
あの手紙の言葉を、もう一度聞かせてもらう為に――
to be continued
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