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「…なぁ、キョウ」
「ん?」
「やり過ぎじゃないのか?」
明らかに戦意を喪失し無抵抗な相手に、わざわざとどめを差す必要があるんだろうか?
「やり過ぎたら悪ィのかよ?」
「――…ッ」
鋭い眼光が俺を睨み付けた。
…時々こいつはこんな眼をする。
鋭いのに、何も見ていない。突き刺すように俺を見るクセに、実際見ているのは俺ではなくその先の「何か」。
「対象は全て遷滅、そうだろ?」
「そうだけど…でも」
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