83人が本棚に入れています
本棚に追加
/124ページ
残りは騎馬隊長対オッサン&俺。
ぶっちゃけ疲れた俺は一騎討ちの見物でもしようとしていると、騎馬隊長はオッサンではなく俺に向かってきた。
…何故だ?
「単身突撃をしてきた貴様に敬意を表し、一騎討ちを所望するぅぁぁぁぁぁあ!!」
堅苦しい上に暑苦しい騎馬隊長のジジイは槍をブンブン廻しながら駆けてきた。
俺は剣を構えて迎撃姿勢をとって待ち受けていると、騎馬隊長のジジイの脇腹に槍が刺さる。(先っぽ丸いから正確には当たっただけ)
「ぐぼぉぅ!!」
ジジイは口から何とも言い表せない固体と液体を撒き散らしながら昏倒して落馬。
「馬鹿者め…
儂を蔑ろにするからそうなるんだ。」
オッサン…人格疑うぜ。
こうして騎馬隊vs歩兵隊の意地を賭けた模擬訓練は歩兵隊の勝利で終わった。
決着を知ってる俺は何とも言えない気分になったが…
最初のコメントを投稿しよう!