プロローグ

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「でぇやぁぁああああっ!!」 極寒の雪山。 その雪に覆われた地で一人の少女がモンスター、ドスギアノスに向かって走り出す。 接近すると両手に剣を携え舞うように切りかかる。 少女は一撃、また一撃と何度も絶え間なく攻撃を仕掛けた。 ドスギアノスは大きく後ろへ跳躍し少女に背を向け急ぐように逃げていく。 少女も黙って見ているわけはなく、素早く地を蹴るとドスギアノスに切りかかる。 そしてそのまま双剣を三振り――… 切りかかったのちに少女が間合いを取るべく後ろへ下がると、ほぼ同時にドスギアノスが一際大きく鳴き音を立ててその場へと横たわった。
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