美雨

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「あっ、ごめん…何?」 『仕事、大丈夫なの?』 美雨はだいぶ明るくなった窓を見ながら言った 「あーーっヤバいっ」 焦った僕を見て美雨はまた、小さく笑った そんな、彼女を見て僕は安心した 『いってらっしゃい』 そんな柔らかな美雨の言葉を聞いて 僕は家を出た ごめんね……… 僕はこの時忘れていたんだ、美雨のスケッチブックの最後のページを
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