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「………かわいい男の子…?俺が…?」
俊樹はプルプルと震えている。
「あ、禁句だったの?ごめんなさいねぇ。」
「………ブチのめす!!」
その言葉を合図に俊樹が殴りかかってきた。
凶器を使わないって事はアタシをなめてるのかなぁ…。
……狙いは顔面か。
「女の子の顔にパンチなんてダメよぉ?ってワケで、てい!!」
アタシはパンチを軽く受け流し、俊樹の体が逸れた瞬間に鳩尾を思いっきりぶん殴ってやった。
「ひでぶっ!!」
これまた典型的なうめき声をあげて俊樹は倒れた。
「まったく。一度アタシに負けてるのに今日勝てるわけないじゃない。
ねぇ総長?これで文句ないでしょう?」
そう言って総長の方を見た。
「……グー グー…」
「………殺す。」
それからのアタシが起こした大惨事は後々舞鬼に語り継がれたと言う………。
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