ある日

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こんにちは。 アタシ、ビヨンセです。                                                             ……嘘です。大嘘です、はい。 改めまして、堂本紀梨(どうもと きり)です。 只今ナンパに苦しんでおります。                                              「ねーねー、遊ぼ?」 「……しつこい。」                本当にしつこい、こいつ。さっきからシカトしてもシカトしてもついてくるし…                               「いーじゃん遊ぼ!俺がいれば倉庫いけるよ?」                               何その自信過剰発言。 しかも倉庫ってことは暴走族?                               「暴走族なの?悪いけど興味ないから。」                いい加減諦めてくれ…。 と、思っていたら……                               「俺、“舞鬼(まき)”だよ!?強いんだよ!!?」………だから、なに…? 「だから?素手で強いのはわかったから、もうついてこないでよ…。」                               そう言うと、次の瞬間コイツはとんでもないことを言いやがった。                                              「君、知らないの?俺達の族はThe・凶器でケンカへGO!だよ。」
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