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2010年3月15日、四季中学校卒業式当日。私の名前は水沢アキ、今日この中学を卒業する。私はこの3年間、とても幸せだった。この中学での思い出は沢山ある。入学式の日。真新しい制服に身を包んで、歩いた桜並木、桜がとてもキレイで印象的だったけ。文化祭は、ウチのクラスはメイド喫茶をやって、クラスの男子にメイドをやらせたら、とてもおかしかったな。合唱コンクールは、みんな本当は休み時間遊びたいはずなのに、頑張って沢山練習したら、そのお陰でウチのクラスが学校の代表に選ばれて、市内のホールで発表する事が出来たんだよね。修学旅行は大阪に行って沢山遊んで、たこ焼き食べたり、夜は部屋で、朝まで語った。そんな沢山の思い出も、彼氏のハルヒコがいつもそばにいてくれたから何倍も何十倍にも幸せに感じられた。本当に心から幸せだった、、、だけど… 私はまだ幼かった、愛は永遠に続くものだと思っていたし、信じていた。。。そして、別れは突然訪れる、、、卒業式が終わって、皆と別れを惜しみながら一緒に記念撮影をしていると向こうからハルヒコが近づいてきた。
「アキ話しがある、ちょっといいかな?」私はやな予感がした、「うん」と答えるとハルヒコについて行き体育館の裏までやってきた。そしてハルヒコは口を開いた「アキ、俺達別れよう…」「えっ!?」私は自分の耳を疑った。「本当にゴメン…ほかに好きな人が出来たんだ…」私はその場で泣き崩れた…こうして私の幸せだった3年間はピリオドを打った………
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