運命の人~destiny~

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 私は、春休みを存分に楽しんだ。友達と人気のテーマパークに行ったり、カラオケに行ったりして、沢山遊んだ。バイトも始めた。カフェでバイトをすることにした。バイト初日。新人研修も兼ねた開店準備があるから、シフトで決められた出勤時間より一時間前には着くようにお店に向かった。お店に着き、事務所の中で待っていても、中々店長さんは来ない。(遅いなぁ~)っと思った。それから少しして、店長さんではなく同じ歳くらいの男の子がやって来た。その男の子に自分から挨拶をした。「おはようございます。私、今日からこちらでお世話になる、水沢アキです。よろしくお願いします」「おはよう。俺、北川ハルよろしく」(ハル?元カレと名前が似ている。私は今まで、元カレの事を忘れようとしてたのに、目の前に元カレと名前が似ている男の子が現れたのを、びっくりしたのと、ハル君がカッコイイから、、ドキドキしていた。)「あっ!そいえば、店長急用が出来たみたいで今日、遅れて来るみたいだから、それまで俺ともうひとり大学生の彩子さんって人が来るから。」「大丈夫!ふたりでサポートするから、バイト初日だろうけど心配しないでね」「はい、ありがとうございます」「水沢さん何才なの?」「16才で高一です」 「高一?マジで?!俺も高一だよ!!だから敬語つかわなくてもいいよ」「でも、一応バイト先ではハル君が先輩だから、敬語使うね」「別にいいのに~(笑)」 (なんだか久しぶりだな~男の子とまともに話すの。楽しいな~☆なんかいろんな意味でドキドキするな)これがアキとハルの出会いだった。ふたりはお互いが自分の運命の人である事に、まだこの時は、気付いていない。
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