散策

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 しかし、そこには誰も現れなかった。  門番は、鼓動が高鳴るのを感じた。  この屋敷の庭には、散策の好きだった先代の幽霊が出るとの噂もある。 (まさか、こんな明るい時間に幽霊…)  門番は息を殺して門の中の様子を窺った。
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