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な、何いってるんだ俺ぇぇ!
彼女のこと考え過ぎて変なこと言っちまったぁぁあ!!
何間接『彼女募集中』宣言しちゃってるんだよ!
はぁ…最悪だ…初っぱなからしくじった。
クラスの大半のやつらは笑っている。
きっと、性欲大勢な野郎とか思われているのだろう。
俺はみんなが発している言葉に耳を傾けた(主に女子)。
「クスクス…緊張してるのかな…なんかかわいいね…」
「おもしろそうな人ね…」
「結構カッコイいかも…」
どうやら…神は僕の味方らしい…。
そんなライト君的なセリフを考えながら俺は周りを見渡した。
全体的に、女子の方が多い。
そういえば、この学校は少し前まで女子高だったらしいな…。
ざっと、男子10人、女子30人といったところか…。
見渡している途中で、左側に一つ、右側に一つの空席を発見した。
俺はどちらの席なのだろうか…まぁ、どっちでもいいが…。
てか、新年度早々から休むとは…一体どんなやつなんだ?
そんなことを考えていると、先生は俺から見て右側の席を指差した。
「じゃぁ…佐藤の席はあそこだから、みんな仲良くしろよ!」
するとみんなは拍手をした。
俺は軽くお辞儀をしながら席についた。
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