0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
目を閉じて君のことを想う
瞼の裏の世界では見慣れた場所に君と2人
君はいつも笑っていて
頬を赤らめながらキスをする
目を開けるとそこにいたはずの君が消えて
残っていたのは誰もいない空間と
心にぽっかりと空いた丸い穴
君がいない生活にはもう慣れた と
強がって意地張って歩き続けても
涙は自然とこぼれ落ちるね
手に入れなければ失わないのに
どうして求められずには
いられないんだろう
どうして僕等は寂しさに
耐えられないんだろう
大切な人を失う痛みを
僕等は知っているはずなのに
どうして心の中の空白を
愛で埋めたがるのだろう
どうして愛でしか埋められないのだろう
求めることをやめれないのは きっと
僕等は元々2人で1人だから
僕等の左胸にしか心臓がないから
寂しさに耐えきれないのは きっと
僕等には温もりが必要だから
僕等は1人じゃ不完全だから
空白を愛で埋めたがるのは きっと
その溝は愛でしか埋まらないから
もう1つの愛でしか埋まらないのは きっと
僕等が2つの愛から生まれたから
最初のコメントを投稿しよう!