空虚

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目を閉じて君のことを想う 瞼の裏の世界では見慣れた場所に君と2人 君はいつも笑っていて 頬を赤らめながらキスをする 目を開けるとそこにいたはずの君が消えて 残っていたのは誰もいない空間と 心にぽっかりと空いた丸い穴 君がいない生活にはもう慣れた と 強がって意地張って歩き続けても 涙は自然とこぼれ落ちるね 手に入れなければ失わないのに どうして求められずには いられないんだろう どうして僕等は寂しさに 耐えられないんだろう 大切な人を失う痛みを 僕等は知っているはずなのに どうして心の中の空白を 愛で埋めたがるのだろう どうして愛でしか埋められないのだろう 求めることをやめれないのは きっと 僕等は元々2人で1人だから 僕等の左胸にしか心臓がないから 寂しさに耐えきれないのは きっと 僕等には温もりが必要だから 僕等は1人じゃ不完全だから 空白を愛で埋めたがるのは きっと その溝は愛でしか埋まらないから もう1つの愛でしか埋まらないのは きっと 僕等が2つの愛から生まれたから
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