第二章†オカン現る!

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質問責めを4時間くらいされ、ヘトヘトになったところに迎え(ルネ父)が来た。 「妻がお世話になりました。」 「本当だよお父さん、お母さん鎖に繋いどいてよもう……。」 「お、お母さんそんなプレイはちょっと……」 「ちっがーう!!」 親子の面白いやりとりを見ながらふとフォレンは考えた。 もとはと言えば、倒れていたところを勝手な厚意で拾ってきてしまったのだから、そろそろルネを実家に帰すべきではないか……。 しかし、そんな心配も杞憂に終わる。 「じゃあフォレンさん。ルネをお願いします。」 「え、いやあの……ルネも一緒に帰らなくていいんですか?」 「いいのよ、すっかりフォレンさんに懐いてるみたいだし……それに、この子は鍵だから。」 「鍵?」 聞き返すと、ミルカローズはくすっと笑ってそれ以上話を深めなかった。 神鳥様が二人を乗せ、上空に羽ばたく。 「じゃあね、ルネ。また来るからね!」 「しばらくはいいです。」 ばっさばっさと大きな羽音を立てて、二人を乗せた神鳥様は去っていった。 「はぁ……えらい災難だった…フォレンさん?」 「ん?…ううん。帰ろうか、ルネ。」 ミルカローズが最後に残した「鍵」という言葉が気になっていたが、今は忘れることにした。
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