第一章†魔王邸の日常

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夜。 普段なら仕事で遅くまで起きているフォレンが、珍しく早く仕事が終わったらしい。今はルネと共用している自室で本を読んでいた。 「フォレンさん、寝ましょうよ。」 「ん……」 「……もう、本没収します!」 ばしっとフォレンの手から本を奪い取った。 「こら、ルネ!」 「本ばっかり読んで無反応なフォレンさんが悪いんです!フォレンさんの馬鹿!」 「酷い!もう一緒に寝てあげないんだからね!」 「何処のヒロインですか!?」 ぎゃーぎゃーとわめく二人に、数分後隣の部屋にいるサリチェからの鉄槌が下される。 こうして、魔王邸の一日は過ぎていった。 End
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