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夜。
普段なら仕事で遅くまで起きているフォレンが、珍しく早く仕事が終わったらしい。今はルネと共用している自室で本を読んでいた。
「フォレンさん、寝ましょうよ。」
「ん……」
「……もう、本没収します!」
ばしっとフォレンの手から本を奪い取った。
「こら、ルネ!」
「本ばっかり読んで無反応なフォレンさんが悪いんです!フォレンさんの馬鹿!」
「酷い!もう一緒に寝てあげないんだからね!」
「何処のヒロインですか!?」
ぎゃーぎゃーとわめく二人に、数分後隣の部屋にいるサリチェからの鉄槌が下される。
こうして、魔王邸の一日は過ぎていった。
End
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