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気づいたらいつの間にか1週間後に卒業式になってた。
「なぁなぁ」
「なんだよ?」
「大学とか就職ってどうすんの?地元には残るよな?」
「んにゃ残んねぇんだわ」
「は?どっか出んの?」
「まぁな。一応東京でて頑張るつもり」
「そっか…」
「お前は?まだ決めてねぇの?」
「まぁな。なんとかなるだろ」
「そんなこと言ってっといつか泣くぞ」
「うっせ」
そっかぁ…東京とか行くヤツもいんだな…
「他のヤツってどうするか知ってるん?」
「ん?」
「いっつもつるんでるメンバーのヤツらだよ」
「あぁ。あいつらもみんな地元からは出るらしいぜ~」
え…
「なんかみんな働くくち見つけたみたい…って聞いてるか~?」
一瞬何を言われてるのかわからなかった。
みんながここからいなくなる…?
しかもちゃんと未来を見据えて…
何も決まってないのはオレだけだったんだ…
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