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それを少年は握り割る。ピキィィィィンッと高い音が鳴り、辺りに砕けた結晶の破片が舞う。
少年「転送・一区画・A地区!」少年が叫ぶと周りの結晶片が光だし、目の前が白く染まっていく…。そして色彩が戻る頃には辺りはプレイヤー達の拠点であり街〈ストーンヘンジ〉だった。街と言っても国と呼んでも差し違えない広さだ。この世界には主に区画と地区で構成されている。区画によって様々たが、ここストーンヘンジはA地区からG地区まである。ちなみに地区一つの広さは約東京ドーム一個分だ。
*「いらっしゃいませ!さぁさぁ今日も色々揃ってるよ~!」
*「レッドポーション十個で五百G!」辺りからは商人プレイヤーや露天を開いているプレイヤーの声が飛び交っている。
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