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人気のない屋上での話だ。 「あなたが……好きです!」 どういう訳だか学校一の美少女と噂される少女に俺は今告白されている。 どうして俺を好きになったのかは知らないが……。 「ごめん、君とは付き合えない」 「……っ、ど、どうしてか教えてくれませんかっ!?」 振られたショックからか、最初よりも体が硬直しているのがわかる。 「いや、だって俺……」 ゴクリと喉をならし、俺の言葉の続きを待つ少女。 「ロリコンだから」 少女の血の気が引く音が聞こえた気がした。
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