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私が、人気者!?
アホらしい…そんな訳ないじゃん……。
私はこんな豚みたいな顔をしてるんだから!!
出まかせをいいやがって…!!
「はぁあ…真君に会いたーい!!」
裏庭に寝そべりながら言った。
今でも真君を好きな私は馬鹿なんだろうな…
真君にはもう彼女だっているかも知れない。
あの合言葉も忘れたかも知れない。
そう思うと胸が痛んだ。
「眩しい……」
太陽の光が私を差し照らし、眩しくて私は手で太陽の光を防いだ。
手を太陽にかざしているものだから、手は赤く光っていた。
あの歌詞みたいだ。
"太陽に手をかざし、すかして見れば、真っ赤に輝く僕の血潮~"って……。
私は時間など忘れてボーッとしていた。
「あ、あの時のオチビ娘!!」
オチビ娘なんて可哀相なあだ名…
誰の事だろうと声が聞こえた方を向くと私の方向を見て手を振ってる…
私の後ろには誰もいない……。
しかも、手を振っているのは紛れもなく、早瀬先輩だった。
「こ、こんにちは…」
それだけ挨拶をして、学校内へ走った。
「私のあだ名はオチビ娘ですか…確かにちびっ子だけどさ」
何故か"オチビ"っというのにショックだった。
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