58人が本棚に入れています
本棚に追加
かっこよくなってる……
カッコイイと思っているのは私だけじゃなかった。
「カッコイイね」、「超イケメン」、「好きかも///」なんてチラホラ聞こえる。
「赤音は新田さんの隣だ。」
新田さんか…よかった…
新田さんは真面目で、なかなか人とは絡みたがらない性格。
ってか新田さんって私の前の席…
斜め前に真君…ヤバ
「赤音は文化祭の準備が出来てないし間に合わないから明日は自由!!みんな明日は頑張れ!!以上!!」
そう先生が言うと女子は、真君に密集!!
怖い怖い…真君に話し掛けたいけど、これじゃ無理…
どーしよ……。
真君はみんなの質問に笑顔で答えていた。
性格変わったのかな?
なんて考えていた。
みんな満足したのか真君から離れた。
でも真君から離れていくときみんなほっぺを紅色に染めていた。
「ねっ、ねぇ真君!!」
小声で真君に言った。
すると真君は立ち上がって私の腕を引っ張った。
「来い」
私が返事をする前に真君は私の腕を引いて屋上へ向かった。
教室のみんなは
「何々??」や「やっぱり、赤音君も可愛い李麻ちゃんが好きになったのかな?」とか言っていた。
屋上に着くなりなんなり真君は私の手を離した。
最初のコメントを投稿しよう!