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恐る恐る中に入るとベッドから降りて床に座っている真君がいた。
「ドアは閉めろ。」
開きっぱなしのドアを見ながら私に言った。
「あ…うん…」
ドアを静かに閉めて、真に近寄った。
「寂しがり…風邪移ってもしらねーよ」
そう言っていた。
でもその目はすごく優しい目をしていた。
「別にいいよ…風邪っぽいし…」
そう言うと真君は鼻で笑った。
「泊まりにくるなんてな……」
真君は私の頭をポンポンと撫でて抱き寄せた…
「し、真君!!」
少し大きな声を出してしまった。
だってすごく驚いたし…やっぱり付き合って無いから…真君はタラシなのかな!?
なんて考えていた。
「うるさい…」
小声で怒鳴る真君は顔は怒ってても声は怒っている様には聞こえなかった。
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