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その後は楽しくカラオケやゲーセンに行き、いつの間にか夜になっていて…
「私…もう帰んないと…」
私は腕につけている時計を見てから先輩へと視線を移す。
「そっかぁ…送るよ♪」
先輩は私の返事も聞かずに腕を引っ張り歩きだす…。
私完全に子供扱いされてる感じ?
「せ…先輩…道違いますよ!」
引っ張られっぱなしで、道を教えていなく、先輩と私は間違えた道を歩いていた。
人気が少なく、薄暗い路地…。
先輩は私の言葉を聞かずに歩く。
「せ…先輩!」
「うるせーな…」
いつもと違う口調で、声のトーンが低く、少し怒り気味の声が耳に入ってきた…。
「え…?」
今のは先輩なのだろうか。
あの優しい先輩が言ったのだろうか。
と頭の中はパニック状態だった。
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