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私はボーッと幼稚園児の時の事などを思い出していた。
あの時は、幸っ…
バシ!!
頭にジンワリと痛みが生じた。
「李麻!!!聞いてるの??ホント中学の時からポヘーっとして!!文化祭の準備してよね!!」
顔を上げると、中学の時から仲がいい美咲が顔をしかめて立っていた。
「あ…ごめん…私何やるんだっけ?」
そう質問すると美咲は眉をピクッと動かした。
ヤバい…怒ったのかも…
「あんたって奴は…まぁ今回は見逃す…あんたは絵が得意だから……看板かきなさい!!」
美咲が許してくれたのにホッとしながら、早速看板の板に下書きをする。
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