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「んで…早瀬先輩が好きなの?」
美咲にさっきの事をはなした。
どうやらあの先輩は早瀬という苗字らしい…。
「違う違う!!好きな訳ないじゃん!!初めて会う人に恋をするなんて聞いた事ないわよ~」
と言うと美咲は"は?"というような顔をした。
「あんた何言ってるの?隣のクラスの美千代ちゃんは初めて会った人に恋してるじゃない!!」
っと言われた。
「美千代ちゃんのは一目惚れでしょ!!」
私はしかめた顔で言った。でも、美咲はそれを聞いて呆れたように私に言ったんだ。
「一目惚れってのはね、初めて会った人に恋をする事をいうの…あんた、馬鹿にも程があるよ………」
あ…
私は大馬鹿だ……。
私はその瞬間から、沈んでしまった。
喜怒哀楽の激しい奴よね……。
今私は転んで立てない状況なのね……。
そう想像すると馬鹿らしい……。
「でもホントにあの先輩好きじゃないよ」
暗く低い声で言った。
私はホントに好きじゃない…
だって私は真君が…
真君の言った言葉を信じてるんだから…
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