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花のような、あるいは蝶のような――自分よりも年下(高校生くらいだろうか?)の相手に、稔は一瞬で魅了されたのだ。
「お願いします、真弓さん……僕に、君の写真を撮らせて下さい!」
「…………」
控え室には、パンフレットと同じ『真弓』と書かれた紙が貼ってあった。控え室を一人で使っている辺り、新人モデルではなく主催者のご令嬢なのかもしれない。
そう思いつつ、まだ着替えていなかった相手――真弓に、稔は率直に自分の気持ちを伝えた。
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