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ベンチに座ったままの飛鳥の元へ隆正は歩いていく。
「飛鳥!!お前…っ!!」
その声に、飛鳥はビックリだ。
まさか、隆正がいるだなんて…
「た、隆正さんっ!!?」
「あの男はなんだ!!?」
「あ、あれは大学の時の先輩です!!」
「キスをしてただろう!!?」
「…っ、あれは先輩が…」
隆正は、ガシッと飛鳥の肩をつかんだ。
「私より、あの男の方が良いんだなっ!!?」
明らかに、いつもとは違う隆正の様子に、飛鳥は戸惑う。
「落ち着いてください!!隆正さん話を聞いて…」
だが、隆正は冷静ではいられない。
飛鳥を立ち上がらせると、車に乗せ、自宅に向かわせる。
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