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チラッと横目で彼を見た瞬間、目の前が真っ暗になった。そして口元に違和感を覚える。
「んッ…」
彼の唇だと気づいたときには、濃厚なキスに変わっていた。
「ちょ…ンッ…きょう…ッ」
辺りは暗くなってきたため、外からは見えないけど、こんな不意打ち…。
息が続かず、彼の胸を軽く叩く。
「はぁ…」
唇が離れ、少し呼吸が乱れた彼はそのまま私を抱き寄せた。
「…恭介さん?」
肩での呼吸を繰り返す私。
「はぁ…一週間分の疲れ吹き飛んだ」
耳もとで囁く彼。
うわッ…
こういうギャップにやられるんだよな…。
嬉しくて、私も彼の背中に手を回した。
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