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―コンコン 「…どうされましたか?」 ドア越しの会話。 『そろそろ時間だ。ミス 芽莉亜をお送りしろ。』 ―ギィ シエルは席を立ち リビングの扉を開け 『ミス 芽莉亜、どうぞ。』 芽莉亜は微笑んで 「有難う。シエル伯爵。」 そう言い残して ファントムハイヴ家を 後にした――……
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