来客

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コンコン… 扉を叩く音が 響く。 つかさずセバスチャンは 玄関の扉を開き 来客を招き入れる。 「ようこそ、いらっしゃいました。ミス 芽莉亜」 深々と頭を下げるセバスチャン。 『ようこそ。ミス 芽莉亜』 「ごきげんよう。セバスチャン、シエル伯爵。」 芽莉亜は可愛らしくドレスの裾を持ち挨拶する。 スッと芽莉亜の目の前に手を差し出して リビングへエスコートするシエル。 芽莉亜は 名門 ブラックベリィの娘。 歳はシエルより上。 「綺麗なお屋敷ですわね…」 大人っぽい雰囲気を漂わせる。 近づけば ふわりと香水の香りがする。
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