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「たっだいまぁ!ダーリン、澪ちゃん、さっちゃんが帰ってきましたよー!寂しかったでちゅか?え?あらそう??寂しかったのね。今からギュッしてあげるわね。」
早口すぎて聞き取れなかったよ。ってかいくつだっけ、この人。
鎮「うおおぉぉ!お帰り、マイハニー!」
うん、何故だかこいつのが何百倍もムカつく。なんでかな?つうかコンビニ行ってただけね。徒歩5分の。
「あら、やぁだっ。澪ちゃんったらこんなオモチャ振り回しちゃダーメ!」
え、これれっきとした凶器だけど?
もう無理。いい加減疲れてきた。
この人は私のお母さん 雷龍 幸(ライリュウ サチ)。フランス人と日本人のハーフだから、顔は娘の私でも整ってると思う。職業はモデル。
鎮「澪に学校のこと話したら、急にそない危ないもん持ってきよってなぁ」
幸「あら、どうして?男子校よ?!」
綺麗に巻かれた青のかかった黒色の髪を、一つに纏めながらお母さんは羨ましそうに言った。
澪「私は男の子なんてまるきりダメだし、第一娘を男の中に一人放り込むなんてどうかしてる!編入なんてできるわけ「そーれーが!できちゃったのよね」
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