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少年工科学校
神奈川県横須賀市に位置する、三浦半島。
この地に、陸上自衛隊 少年工科学校がある。
現在はその名を変え「高等工科学校」として、制服も新たに、しかし昔ながらの伝統を受け継いでいる。
当時の少年工科学校(以下 少工)は、齢15~6の少年達が全国から集まる、最年少の陸上自衛官を育成する機関だ。
彼らは高校の勉強の合間に、自衛官として必要な前期教育を受ける。
ほとんどの新隊員前期教育は3ヶ月だが、高校卒業資格を取得するための勉強を兼ねるため、少工の前期教育は高等学校と同じ3年を要する。
少工出身の自衛官は「自衛隊生徒」というブランドとして、そのほとんどが全国の部隊で整備士や幹部に育ってゆく。
そして部隊に配属された後、自動的に最年少の3等陸曹となるのだ。
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