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つまり…
俺達が引き受けないで別の人を探してる間に魔玉が暴走したら俺達全員逝くかもよ
ってこと?
もう断りたくても断れない空気になってんじゃないか!
いや、負けない。今までどうやって対策してきか聞こう。
「あ、あの、俺達を探す前はどうやって対策してきたんですか?」
「しようとしてきたのだが方法が見つかったのはつい10ヶ月前のことなんじゃ。
それは魔力を扱える別世界の人間に直接魔玉の魔力を消費してもらうこと。
だから別世界の人間である君達に協力してもらうしかないのじゃ」
もっと断りづらくなっちゃった。
や、やめろチビてる坊主!
そんな目で俺達を見るな!
ものすごい泣き目でこっち見んな!
心が折れかける!
「わかったよ!引き受けるよ!だからうるうるした目で見ないでくれ」
折れちった。
「タクヤが行くんなら俺もいくぜ。
俺達は友達だからな」
ありがとう、そういってくれてうれしいよトモヤ!
「ありがとう!いや~あなた達が引き受けてくれて助かったわ。じゃあさっそく準備に取り掛かりましょ☆」
いきなりとびっきりの笑顔で話し出すチビてる坊主。
え?嘘泣きだったの?
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