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「ピサロさんって確か魔王でしたよね。
魔王だったら今回のことを邪魔して世界を滅ぼしその地を手に入れるとか考えないんですか?」
「そういう考えがあるかもしれない俺に体を預けているお前こそ何だ?って話になるぞ」
「何となく大丈夫な気がするんです」
「ハハハ、面白いな。
俺は侵略とかには興味ないからな。
でも別魔界の魔王はそういう奴は多いぞ。
天界等と交流を持つ世界を第何地区と呼んでいるがそういう魔界は少ないんだ。
交流より侵略を優先するからな」
「別世界があるのって人間界だけじゃないんですね」
「当たり前だ。
天界だろうが魔界だろうが良い奴ばっかの世界があれば、悪い奴だけだったり中間ぐらいの世界だってある。
それらの割合が多いか少ないかだけだ」
「へぇ~。
あれ?そういえば異世界に行くのに魂がどうのってどういう事なんですか?」
「あぁ、何も考えずに人間を異世界に連れてくと拒絶反応を起こして魂が消滅するんだ。
ま、そういう世界は極端に少ないがな。
はい、作業完了だ」
ピサロが作業を終らせたと同時に他の3人も終ったのかやってきた。
思ったより早かったな。
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