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「もう目を開けていいぞ」
ピサロの声が聞こえて目を開けてみると中世ヨーロッパみたいな街が目の前に。
「「スゲー」」
俺とトモヤの異世界に来ての第一声。
「こっちではもう朝か。
急いだほうがいいな」
ピサロの声が聞こえたほうに振り向く。
「あれ?ピサロの魔王さんはどこ行った?」
トモヤの視界にはピサロの姿は確認できないらしい。
当たり前かもしれないな。
小さい俺にはすぐにわかった。
ピサロがめっちゃ縮んでる…多分5、60㎝くらいになってる。
「アハハ!何だその姿ハハハ」
「うるさい!これが俺の本当の姿なんだ」
トモヤはピサロの姿に気付くなり腹を抱えて笑い出し、ピサロは頬を膨らませる。
魔王の面影が一切無い。
力が無くなるってこういゆう事?
「ごほん、今からお前達には住家を確保してもらうために学校の実力試験に出てもらう」
「えー、異世界でも学校に行かなきゃなんないの?」
「そこの学校に入れれば寮に住める。
家を手に入れるよりは手っ取り早いだろ」
たしかに…
トモヤ、気持ちはわかるが異世界初心者の俺達じゃベテランのいうことを聞いたほうが良さそうだ。
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