21人が本棚に入れています
本棚に追加
/53ページ
「『死刀』」
トモヤは死刀を出し構える。
「ええ!?トモヤさんは魔具を使えるんですか!?」
「え、まぁそんなとこだ」
サム、いや、それを見ていた人達皆口を開けている。
トモヤはそんな事を気にせず走りだし、頭目掛けて飛び掛かる。
その様子に俺も口を開けた。
4m近くは跳び上がっている。
これは少し強いじゃないでしょ。
ガーマさんの基準がわからん。
「ぐぁ゛っ!」
が、トモヤはまるで蝿のように払われ地面にたたき付けられた。
「いってーー、こりゃ絶対青痣が出来るな」
リアクション以外は当たり前の結果だな。
今ので痣が出来るだけで済むのはおかしいだろ。
あ、俺も同じような体になってんだっけ。
「サム!サポートを頼む!」
「は、はい!『グランドロック』」
トモヤの声で我に還り、ハンマーで地面を叩く。
するとゴーレムの周りの地面が盛り上がったかたと思うと、土が手の自由を奪う。
「いくぜぇ!!」
トモヤはもう一度駆け跳んで死刀をゴーレムの頭に振り落とす。
「ぶっ!」
そしてそのままゴーレムにぶつかり、落下。
カッコ悪り
最初のコメントを投稿しよう!