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「ハハハ、いくら魔具を持っていても当たらなかったら意味無いぞ」
「トモヤさん早く離れて下さい!
次の攻撃が来ますよ!」
教師とサムにそれぞれ声をかけられるトモヤ。
トモヤは何言ってんのといった感じで首を傾げる。
「トモヤーーー!よく頑張ったなーー!」
「おーーー!やったぞー!」
俺は大声で叫び、それにトモヤは返事。
死刀の能力を知らない人が見ればトモヤは空振りをしたと思うだろうな。
「え?トモヤさんどういう事ですか?」
サムは最初はゴーレムを警戒していたが、ぴくりとも動かないためかトモヤに近付く。
「サム、こいつは核が無くなるとどうなるんだ?」
「ただの土になりますけど…まさか」
「そのまさかだ」
トモヤは笑いながらゴーレムだった土の塊に手を突っ込んで見せる。
「あ、青の三角の者、ゴーレムの核破壊により合格」
教師は慌ててトモヤ達が合格したことを宣言。
「やったなトモヤ!」
「やったぜタクヤ!」
俺達はとりあえずハイタッチ。
「あの。そちらは応援に来た弟さんですか?」
トモヤの弟に間違われる
↓
つまりお子様と間違われてる
↓
あれ?おかしいな
馴れたはずなのに目から汗が
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