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「違う違う。小さい頃からの俺の友達だ」
トモヤは慌てて訂正してくれた。
「ピンクのハートの人準備してください」
「おっ、タクヤの番だぞ」
「う、うん。行ってくる」
とぼとぼと呼ばれたほうに歩く。
何だ!?声か!?顔か!?身長か!?
ガーマさん…そのままじゃなくてもっと背の高い体にしてほしかったよ。
歩いていると話し声がふと耳に入ってきた。
「アリア!僕と君は共にピンクのハート!
これはもう運命だ!
今日こそ君に僕の愛の言葉を受け取ってもらうよ!」
「何度言わせる気!?
しかもこんな日まで!
私はあんたが嫌いなの!」
「そして共に試練を乗り越え、明るい未来を!」
「聞いてないし」
前言撤回。
『話し』声ではないね。
てか、ピンクのハートが3人。
トモヤ達より難易度UP。
あ、もう駄目かもしれない。
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