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「おりゃっ！」
「あいたっ！！」
セティに追いついた僕はデコピンで制裁を加えた。
「何するんですか！！」
地面の上で背中を押さえながらこっちを睨んでそう言って来る。
「先に飛んで行くのが悪いんだろ、皆にあわせろ」
僕がそう言うと横でメリも頷いていた。
「……分かりましたよ」
そう言って頬を膨らませて不機嫌そうにしている。
そしてこっちに飛んで来て右の肩に乗った。
「なんでそこに乗るんだ……」
そう僕が不満を口にすると
「まぁそれくらい良いじゃないか」
と言ってメリも逆の肩に乗ってきた。
「よし、じゃあ行こうか」
心の中でため息をつきながらも僕は進んで行った。
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