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「えっ！？あれで手加減してるの？」
今も爆発の影響で吹き飛んだ水が雨の様に降っている。
普通、無詠唱とは放とうとする魔法のイメージが出来ていて放てる魔法で、威力も詠唱ありよりかなり落ちる。
その無詠唱でしかも手加減をして湖の水を裂く程の威力を放てるセティはとても凄い。
それに、そんな威力の魔法を放てば不安定な物になるのだが、それを見えない場所まで一切のぶれがなく飛ばすコントロールも凄い。
「はい♪本気を出せばこの湖くらい軽く吹き飛んでしまうので」
それはぜひともやめていただきたい。
「まぁ、あんな威力を出せとは言わんが今のを見本にしてくれ」
「魔力を素早く片手に集めてそこでしっかり溜めて放つのがポイントです、イメージをしっかりして下さいね♪」
そうセティが説明してくれた、のでもう一度湖に向かって立つ。
僕は魔力が普通の人よりかなり多いので上級でも５発は打てる。
先ほどと同じ様に構える、まだ片手は無理そうなので両手で。
今回はイメージをしっかりする安定して一直線に進む太い閃光を。
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