プロローグ

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「……って、ええっ!?」 「どうしたんじゃ?」 黒き妖精……クーメリアことメリが不思議そうに首をかしげる。 「いやいや、君達はこの森の妖精だろ?」 「そうですが……」 白き妖精……セティアことセティが答える  なんで自分の住んでる森からの出方を知らないんだ? 「それは私達がこの森から出たことがないからです」  心を読まれた!? 「いいえ、顔に書いてありますよ」 「またか……」  そんなに分かりやすい顔をしてるんだろうか。 「はい♪」 ………… 「まぁいいや…… それじゃあどうやってこの森から出るの?」 とりあえず顔のことはおいといて聞いてみた。 「宝石のありかは感じ取れるから、とりあえずそっちに向いて歩いて行けばいいじゃろ」 「それはいい案ですね~」 メリの案を目をキラキラさせながら賛成するセティ。  これからの旅が色々な意味で心配になってきた……
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