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そのためにもこんなことで揺れちゃいけないんだ。
さっきから全ての意識が集中しているかのように熱を持った自分の唇に手を当てた。
一瞬触れた唇。
ずっと
ずっと
触れたいと願って止まなかったユノヒョンの唇
「…ぅくっ」
ポタッ…
ポタ
ポタタ…
しょっぱい味がする。
顎から伝い落ちる雫がカーペットに染み込んでいく。
あんなに触れたくて堪らなかったはずなのに…
こんなはずじゃなかったはずなのに
現実は残酷。
気持ちの繋がらないキス
夢見てたキスとあまりに違いすぎて…
いつまでも涙が止まらなかった。
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