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コトン…
「ありがと」
机に置かれたカップからは温かな湯気がたち昇り香ばしい香りが部屋に広がっていく。
向かいの席にもう一つのカップを手にジェジュンヒョンが腰掛けた。
熱いコーヒーに口を付けるとジェジュンヒョンも合わせるようにコーヒーを口に運んだ。
「…」
「…」
二人の間に沈黙が流れる。
ジェジュンヒョンはカップの縁をくるくると指でなぞりながら落ち着かない表情を浮かべている。
何を考えているのかなんて一目瞭然
でも恐らくジェジュンヒョンから聞いてくることはないだろうから先手を打ってあげることにした
「ジェジュンヒョン。聞きたいことがあるんでしょ?」
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