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それから数日経ち
コンコン…
「入るよ?」
今日もユチョンが部屋にやってきた。
恋人宣言をしてから
ユチョンは毎日のように俺の部屋にやってきて
何をするでもなく、一緒に時間を過ごすようになった。
俺がベッドに寝転んでいればそっと隣に寄り添って。
俺はその微かな温もりを嫌がることもせずそのままにしておくんだ。
なんでだかユチョンだったら別に嫌じゃない
…何を考えてるのか分からないのに。
少し前になんで毎日ここに来るのか聞いてみたことがある。
するとユチョンは
「だって恋人だもん」
こう言われて俺はまた返す言葉を失った。
…本当に何を考えているんだろう
なんか、一緒に居る時間は前よりも何倍も増えたのに
ユチョンとの距離がどんどん離れていっているような
そんな気がして仕方がない。
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