隠された心

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そう言いながらも 恋人のフリを続けることを拒まない俺はなんて狡いんだろう。 結局は 寂しさから目を逸らすために 誰かの温もりが欲しくて… 心地好い温もりをくれるユチョンに甘えてるだけじゃないか…。 「ユチョン」 無意識に呼んでいた。 「ん?」 「なんでそんなに優しいんだ?」 「…え?」 「こんなことしたって…一つもユチョンの得にならないだろ?」 俺の質問にユチョンは一瞬切なげに眉を寄せた。 でも次の瞬間にはいつものように微かな微笑みを浮かべてて …? 見間違えか?
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