星の背に触れて

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「好きです」 「僕は、嫌いです」  淡々と放たれた対義語が、白い吐息を伴って夜空に散布される。  星は好きだ。綺麗だから。時々思うのは、他の惑星から見えるこの星のこと。例えばその星だけが青く輝くのだとすれば、目にした瞬間、きっとあたしは虜になるだろう。  ◇ ◆ ◇
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