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「何故貴様がここに居る」
「何故って…君が遅刻の常習犯だから」
もぐもぐと口を動かしながらさも当然、といったようなかんじで言った。
「何故それをっ!?」
僕が質問をするとセーラー服の乙女…では無く鬼婆(母)がこう言った。
「へぇ…アンタ遅刻してるんだ?」
鬼女(鬼婆且つ母)は料理包丁を逆手に構えた。
「母上様。落ち着いて…」
トンッ
包丁が僕の頬を掠めて後ろの壁に突き刺さる。
僕。生命の危機を察知。
母。僕の生命を絶つつもり。
ガチホモさんより怖いね。
「さらばっ!!」
庭への窓に向かってアイキャンフライをした。
バリーン
窓が割れ、僕の体にガラスの破片が突き刺さるが気にしない。
ここで止まれば死んでしまう。
ゆっくりと出来ないまま学校に向かった。
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