76人が本棚に入れています
本棚に追加
そして僕が密かに憧れてるのは秘密である。
「委員長~。三時間目ってどんな先生?」
脅迫状に指定されたからどうやって抜け出そうかを調べる。
「三時間目~?ん~?確か自習だよ」
簡単に抜け出せるな。
「ありがと。委員長」
「え?…いや、役に立てて良かった…」
おっと!?コレはフラグか?
「私の大事な…」
大事な…?
「友達だし」
うん。予想はついてた。
べ、別に期待なんかしてないんだからね!?
「どうしたの?黒い顔して…」
暗い顔…だろ?
「…いや…別に」
現実は残酷なもんさ…。
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
あ、チャイムだ。
「委員長!!」
「うん!!」
「「走ろう!!」」
僕は委員長の手を引っ張りながら走る…この時ばかりは時間が止まって欲しかった。
最初のコメントを投稿しよう!