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セーラー服の乙女は言った。
「そいつに触るなホモ野郎!!
…その男は私の嫁だーーっ!!」
ん~。今なんて?
僕の耳…腐ってきたかな?
だが、セーラー服の乙女は僕を見て微笑んだ。
「大丈夫だよ…。君の童貞は私がちゃんと貰うからさ」
…うん。僕の耳は腐ってない。腐ってるのは、コイツらの脳みそだ。
「その子の童貞は私が貰うのよ!!」
だが、ガチホモも負けず劣らず、言い切った。
やべ。コレなんてエロ小説?
「わからない男だな…。私の恋路を邪魔するのなら…。
そのキモいフランクフルト切り落とすわよ」
ちょっ!?乙女がフランクフルトとか言っちゃ駄目!!
「返り討ちにしてアゲル♪」
セーラー服の乙女は文化包丁を構え、ガチホモはTシャツを脱ぎ捨てる。
マッチョさんがパンツ一丁…。うへ…。なんか吐き気が。
二人は声を揃えて言った。
「勝った方が童貞を奪う!!」
僕の意志の尊重は無いようだ。
ドアも開いてるし…僕は帰るか。
二階からは激しい衝撃音が聞こえるが、僕は無視して帰った…。
だって僕は悪く無いもん。
いや。マジで。
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