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だいたいのことは自分でもいくつか覚えている。
外で遊ぶときは一つのボールに執着した。そのボールが別の子に先に持っていかれると大泣きした。
おやつのゴミにも執着した。
一番記憶にあるのはバナナの皮。同じ組の子達の皮まで集めて持って帰ろうと思ってた。でも先生に『ゴミだから』と取られて捨てられてこの時も大泣きしてた。
普通はゴミはごみ箱に、ボールが使えないなら他のボールを使えば良い。
でもあたしは異様に一つの物に執着して普通のことができなかった。
他にも鉄棒で遊ぶときは一番左端とか
家にいるときは赤いちゃんちゃんこと大好きなうさぎの人形が無いとダメとか
いろいろある。
でもこれらの行動は周りから見ればただのわがままであり我慢すれば良いだけのことなんだろうが何度言われても私にはその我慢ができなかった。
実際に22歳になった今でもちゃんちゃんこが自分の手元に無いと泣いてしまうし
仕事に出勤するときの服はお気に入りのスウェットじゃないと気が触れそうになる(仕事場で制服に着替える)などある。
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